王子達と甘い恋





そんな困っている私に、救いの手を差しのべてくれたのは、彼。



やっぱり銀野くんだった。



いきなり、体を密着させられた時には私には、慣れない行動で……



あたふたしてしまったような気がした


ううん。あたふたしていた



「ちゃんと伊織に言いたいことがあるんだろ?」



私の耳元で囁いているぐらいの音量でしか、声を発していないから




谷田くんに絶対に聞こえてはいないから、安心して首を縦にふる




「だったら、ちゃんとその気持ちを言葉に表してこい。」



そう銀野くんの言葉に後押しされて、私は



銀野くんから離れて、谷田くんの元に向かった




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