王子達と甘い恋



「俺の彼女に何してんの?」


その言葉を放ったのは、銀野君


いつも穏やかな彼が、かなーり機嫌が悪そうなオーラを放ってる


黒いオーラ


「汚い手で触ってんじゃねーよ。」



「っ……痛ー!」


ずんずん近付いて、私を掴んでいる男の手を握ってる


それもぎゅーぎゅーと効果音が出る程に


流石に痛かったのか、舌打ちを残して彼等はそそくさと去って行った


「ごめんな。怖い思いさせたな。」


罰が悪そうな顔をする銀野君


全然悪くないのに


非力だった私が悪いんだよ



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