one-side Love
屋上の温かい日差しの下で昼休みまでの時間をつぶし、教室に戻ると巴と鈴が勢い良くあたしの目の前に来た。
『なつ美!!やっちゃったね!!』
巴が目をキラキラしながら、勢いよく迫ってきた。
「なにが?」
巴の迫力にちょっとひきながら答えると。
『何がじゃないよ!2年の教室でなつ美が高槻先輩に宣戦布告したってもう学校中の噂だよ!!』
「・・・え。」
あたしの顔きっと引きつった顔してる。
実は、屋上で時間を潰している間勢いで言った言葉をちょっと後悔していた。