君の笑顔をもう一度


 
 「あ、あたしそっちも食べたい♪」

 「はぁ?自分の食えよ・・・・ぷっ」

 ぷっ?
 
 「お前顔にクリーム付いてるぞ」

 え!
 
 うそ、どこ?

 顔のあちこちを触る。

 
 「ここ・・・」

 そう言うと顔が近づいて来た。

 え!?

 

 ぺロッ

 「わぁ!!」


 ・・・・えぇ~!!
 
 い、今ぺロッて・・・。

 「ん、甘っ」

 ちょちょっと~!!
 
 「あの・・・・時雨君?」

 「お―そうだこれ」

 軽く話しスルーされました・・・・・

 「ん?これは・・・・・」

 渡されたのはピンクの袋。

 「買い物に付き合ってくれたお礼」

 え、マジですか!?

 意外と律義ですな。

 白いリボンをとく。

 袋に手を伸ばし中に入ってる物を取る。

 「わぁ~!!」

 かわいい!!

 何これ、何これすごいセンスいい♪

 「これ時雨君が選んだの?」

 私が手に取ったのはブサカワのストラ
 ップ。

 私こうゆうの好きなんだよね♪

 凛には趣味が悪いって言われるけど・・・

 「それ、さっきカバンに似てるの付い
  てたし。それに買い物に付いて来て
  くれたお礼」

 うれしいな。

 よしっ、早速付けよう。

 私はケータイを取り穴に紐を通した。

 「お、おい、いいのか?」

 「・・・何が?」


 

 

 

 

 




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