君の笑顔をもう一度

別れの危機



 「お前も大変だな。よりによって時雨かよ
  ・・・・」

 うぅ

 ただいま昼食中。

 隼人君にバレちゃいました。

 あっ、別にバレたからどうとかじゃないけ
 ど・・・・。

  
 でも飽きないのかな?
 
 毎日私の弁当で・・・。

 取り合えず本人の希望を聞かなくちゃね。

 「隼人君は何か食べたいおかずってある?」

 好きなやつの方がいいしね。

 「肉!!」

 へぇ~肉が好きなんだ・・・・って
 
 「凛!?何でここに居るの?」

 そこにはいるはずのない凛がいた。

 「ふ~んいつも昼いなくなるからどこに行
  ってんのかと思えばヤローのとこかよ」

 あんたに関係ないでしょうが。

 手をグーにしてゴチンと叩いた。

 「痛って~何しやがる」

 当たり前よ。

 「姫野の兄貴か・・・にしても似てるな兄
  貴が女装したら見分けでき無そう」

 ウプッ

 凛が女装?

 考えただけで気持ち悪い。

 「考えんな」

 ベシッ

 叩くな!!

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