君の笑顔をもう一度


 

 

それに櫂はきずいてないかも知れないけ 
 ど、学校に近くにつれて人の視線が痛
 いんですけど・・・。


 そりゃあこんなイケメンがあたしみたい
 な平凡なのと一緒にいたら不思議に思う
 だろうけど。








「あーあった櫂同じクラスだよ」

 「まじ?」
 

 昇降口前に張り出された紙にはクラス表
が書いてあった。
 1年1組から6組まであるみた
 い。
 それであたし達は4組。
 何かと縁があるのかね・・・・。
 実は小学校の頃から櫂とは
 ずっと同じ。

 あたしはうれしいんだけどね。

 「4組か、教室まで遠いな・・・。」

 一年生は4階の一番奥で私たちのクラス
は走っても5分以上はかかるんだ。
 
 だって私達の通う高校はとても設備が良く
 て、すごいでかい。
 県内でも有名な学校なんだよね。
 しかも、エレベーターまであるの。
 初日はぜんぜんきずかなかったんだけど。


 私達はせっせと階段を上り教室につく頃に
 は息が あがっていた。


「・・・・なんか年取ったかも」



 だってたかが4階上っただけだよ!?
 う~ん運動しないとやばいな。  

 
< 12 / 202 >

この作品をシェア

pagetop