君の笑顔をもう一度
それから30分がたった。
「えーこれより水那月高校入学式を始めま
す」
教頭と思われる人が入学式の始まりを告
げた。
・・・・話長いなー。
校長の話が終わると理事長といろいろな
人が約30分ほど話をして私は半分あき
始めていた。
もう話を聞いても意味ないから聞かなく
ていいよね。
あっそういえばここでは注意しなくちゃ
な。なにを注意するかというと、櫂のこ
と。
櫂ってモテるからいつも幼馴染であるあ
たしがファンクラブ的な人達に目つけら
れるんだよね。
いつも困るけどなんとかのりきってき
た。
でも今回はきついかもな。
想像するだけで鳥肌が・・・・・。
肩を掴み身震いをした。
私がこんな事を考えている内に式は着々
と進んでいた。
「新入生代表 棗 隼人(なつめ は
やと)」
「 はい 」
へぇー新入生代表。
新入生代表って試験1番だった人がやる
んだよねどんな人がやるんだろう?
そんなことを思い視線をステージに向け
た。
すると彼を見た瞬間胸が急に苦しくなっ
た。
な、何?
胸の辺りに違和感を感じる・・・・。
彼は身長180cmくらいで黒髪。
手足がすっごい長くておまけに超美形。
容姿端麗ってわけ。
あ、あれだよ超美形を見たからきっとかっ
こいいって思っただけだよね。