君の笑顔をもう一度
急接近
「「・・・・・・」」
静まる教室。
そこに場違いな人が立っていた。
「な・・・・なんでいるのよ」
私と凛は酷く・・・いや私が酷く動揺中。
「何って愛しいあなた達を見に来たのよ♪」
とうとう来た・・・・。
「り~ん♪会いたかった~」
そう言って凛に抱きついた。
いつか、来ると思ってたけどなぜ学校に
来た!!
「や~んまた男らしくなっちゃって~本当
に“パパ”そっくり」
頭を抑える。
「“ママ”!!凛から離れて~」
グイ~ッと凛から離れさせる。
「ん?・・・・未琴あんたものすごい可愛
くなったじゃない~!!もう、ママそっ
くり」
私の頬をぎゅ~と押す。
自分で言うな、自分で!!
あたしが言うのは何だけどあたしのママ
はめちゃくちゃ可愛いです。
本当にお母さんなの!?
と友達に言われたことが数えきれないほど。
え~なぜママがここに来たかと言うと、家
にあたし達が居なかったからという単純な
事。
「第一パパはどうしたの!!パパは!?」
うちの両親は二人そろって海外で仕事して
るんだけど・・・・・。
・・・・・会ったの4年ぶりくらいかな?
「だって~パパ仕事で全然私とデートし
てくれないし、最近冷たいんだもん!!」
・・・・そこ!?
「お母様、お荷物お持ちします」
「あっありがとう」
・・・・・うちのクラスの人なんか目がハ
-トに、なってる。