君の笑顔をもう一度


 二人で歩くけど全然話題が見つかりません!!
 すっごいしけてます。

 「「あの・・・」」

 あっ

 「どうぞお先に・・・」

 被ってしまった。 

 「それにしても、さっきの女装可愛かっ
  たね」

 私がそう言うと黙り込んでしまった。

 「んなこと言うな・・・・」

 あれ?

 怒らせちゃった!!

 ――ガシッ

 両肩を掴まれた。

 「お前の方が1000倍可愛いっつーの
  !!」

 しーん


 え?

 あれ・・・・なんて反応すればいいの?

 「や・・・・今の気にすんな」

 顔を赤くして背けてしまった。








 ザワザワッ


 一つの掲示板にすごい人だかりが・・・・。

 「何?この騒ぎ・・・・」

 「劇だよ」

 「うわっ!!」

 び、びっくりした~

 私の後ろから突然現れた亜理紗。

 「劇って?」

 「ほら、1組の」

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