君の笑顔をもう一度
櫂が反応する。
うん・・・・ケーキだから。
「よしっ!!食べようか」
パクッ
うんいけるな。
「うめぇ~!!!」
櫂と時雨君が顔をキラキラさせて言った。
「未琴ちゃんて料理出来るんだ!!」
ありがとうです。
「・・・・騒ぐこともねぇだろ」
うんまぁ凛は食べなれてるしね。
あたしが気になるのは隼人君なんだけ
ど・・・・。
「へぇ~お前ケーキも作れるんだなっ」
よ、良かった~
隼人君には時々弁当作るから気になっち
ゃうんだよね。
「あ~うまかった」
満足そうに横になる櫂。
「いい嫁になるなっ」
と言葉をかける時雨君。
なんか人に食べてもらうっていいな。
凛とじいちゃんなんかいつも無言なんだ
もん。
孫に何の言葉もないんかっ・・・・って感じ
なんです。
「あっ、未琴さんいいもの見せたいんです」
突然、伊夜ちゃんに声を掛けられた。
「え?いいけど亜理紗は・・・」
私がそう言うと二人を指差した。
そしてあたしの耳元で「お取り込み中みた
いなんで」と言った。
まぁそれもそうですね。
伊夜ちゃんが部屋へと案内する。
「わぁ・・・・可愛らしい部屋」
もう、女の子って感じのピンクなお部屋。
「どうぞ、どうぞ」