君の笑顔をもう一度

 「んじゃ・・・・明日も学校だからな」

 皆、帰りの支度をして帰ることにした。

 「んじゃあな」

 隼人君と伊夜ちゃんが外まで見送りに来
 てくれた。

 
 さっき伊夜ちゃんあたしのこと初恋の人
 って言ってたけど・・・・・。

 何のことだろう・・・・・。



 「おい・・・・ぼぉ~としてると電信柱に
  顔ぶつけるぞ!!」

 凛に首の襟を引っ張られた。

 「う゛~っ」

 首!!

 死ぬっ!!

 

 ――~♪~♪

 「ん?ケータイ」

 あたしのだ・・・・・。

 ポケットから取り出す。

 
 ―fromじいちゃん


 話がある・・・・。

 早く帰ってきなさい。




 じいちゃん?

 じいちゃんがメールよこすなんて珍しいな。

 

 

 「ただいま~」

 あの後櫂達と別れ家に帰ってきた。

 靴を履き替え家に上がると居間にじいち
 ゃんが座っていた。

 眉間にしわを寄せて・・・・・。

 「お前達の両親が帰って来る事になった」

 真面目な顔で一言・・・・・。

 は?

 今なんて??

 凛を見るとボーゼンとしている。
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