君の笑顔をもう一度

 
 えっとご飯はいつも・・・・・。
 
 「ご飯は3杯くらい食べるよ?」
 
 「え!!まじか。じゃあ俺より食べるだ」
 ん??
 なんか驚いてるけど・・・。
 
 隼人君って意外と少食なんだな。
 
 すると、ゆっくり自転車が動いた。
 「しっかり掴まってろよ、落ちるから」
 
 ひょえ~
 落ちるのだけは勘弁!!

 隼人君が乗せてくれたおかげで、いろい
 ろな話が出来たかも。

 「なぁ、おまえの家あそこだろ?」

 丘の神社を指差す。
 
 「う、うん」
 
 緊張して声が~
 可笑しくなかったかな?
 
 いつの間にかうちの家に着いてい
 た。
 
 「あ、ありがとうね」
 「・・・ああ」

 自転車から降りる。
 私は手を振って階段をのぼった。

 隼人君が見えなくなったら急いでダッシ
 ュ!!

 自分の部屋に行き、緋袴に着替える。
 
 神楽の稽古は絶対遅れちゃ駄目なんだよ
 ね・・・・。

 だって、もうすぐお祭りがあるんだもん。
 そこで、私も踊るんだ。

 練習って大変だけど本番綺麗に踊れると
 スッゴイ気持ちいいの。
 
 私は扇子を持ち急いで外に出た。

 するとびっくり!!

 何故か隼人君が居たんだ。

 「は、隼人君どうして!?」

 あわわっ!!
 緋袴姿見られちゃったよ~。

 一人プチパニック!!
 
 すると、クスッっと笑い声が聞こえた。

 へっ・・・??
 








 









< 37 / 202 >

この作品をシェア

pagetop