君の笑顔をもう一度
えっとご飯はいつも・・・・・。
「ご飯は3杯くらい食べるよ?」
「え!!まじか。じゃあ俺より食べるだ」
ん??
なんか驚いてるけど・・・。
隼人君って意外と少食なんだな。
すると、ゆっくり自転車が動いた。
「しっかり掴まってろよ、落ちるから」
ひょえ~
落ちるのだけは勘弁!!
隼人君が乗せてくれたおかげで、いろい
ろな話が出来たかも。
「なぁ、おまえの家あそこだろ?」
丘の神社を指差す。
「う、うん」
緊張して声が~
可笑しくなかったかな?
いつの間にかうちの家に着いてい
た。
「あ、ありがとうね」
「・・・ああ」
自転車から降りる。
私は手を振って階段をのぼった。
隼人君が見えなくなったら急いでダッシ
ュ!!
自分の部屋に行き、緋袴に着替える。
神楽の稽古は絶対遅れちゃ駄目なんだよ
ね・・・・。
だって、もうすぐお祭りがあるんだもん。
そこで、私も踊るんだ。
練習って大変だけど本番綺麗に踊れると
スッゴイ気持ちいいの。
私は扇子を持ち急いで外に出た。
するとびっくり!!
何故か隼人君が居たんだ。
「は、隼人君どうして!?」
あわわっ!!
緋袴姿見られちゃったよ~。
一人プチパニック!!
すると、クスッっと笑い声が聞こえた。
へっ・・・??