君の笑顔をもう一度

「・・・ッヒク・・・ヒクッ」

 隼人君が優しくするから余計涙が出るよ~


 「お、おい」

 少し焦ってるみたい。

 ポンッ ポンッ

 頭を優しく撫でてくれた。


 温かい



 優しくして貰ってるっからっていつまでも
 甘えちゃ駄目だ。

 しっかりお礼言わなきゃ。

 私は涙を拭い正座になった。


 「助けてくれてありがとうございました」


 深々とお辞儀をする。

 「・・・・ぷっ」

 な!?

 なんかいきなり笑い出したんですけど!!

 謝り方間違ってたかな??

 
 「飽きねーなお前って・・・・ククッ」

 そう笑いながら言った。

 飽きないって・・・??

 私は頭にいっぱい?マークを浮かべながら
 隼人君の顔を見た。

 すると隼人君は何かを思い出したかのよう
 な顔をした。

 「さっきの踊りすごい綺麗だったし、
  かわいかった」

 そう優しい笑みを浮かべていった。

 へっ\\\\\

 かわいかった


 かわいかった


 かわいかった・・・・。

 隼人君が言った言葉が頭の中でリピートす
 る。

 やばい!!
 
 自然と顔がにやける。



 どうしょう私、今顔がタコみたいに真っ赤
 かも・・・・・。



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