君の笑顔をもう一度


 そんなの兄妹だからって恥ずかしいに
 決まってんじゃん!!


 「それにしても・・・・・・・」

 じろじろと私の体をなめまわすように
 見る。

 とっさに体をタオルで隠す。

 「じろじろ見ないでよ!!ってゆうか
  出てって!!」


 キィーっと睨み付ける。

 「いや、結構あるな・・・・」

 はぁ?

 結構あるって何が?

 「なんだ?もしかして昔みたいに一緒に
  入りたいの?」

 そう言ってニヤッと笑った。

 むっか~

 「そんな事一言も言ってないでしょ?
  ふざけないでよ~(怒)」

 凛を無理矢理押し出す。
 
 バンッ


 凛を出した後もう一度お風呂に入った。




 部屋で髪を乾かす。



 本当にムカつく!!


 謝ったからって許さないんだから。


 そんな事を考えてると眠気が・・・。
 

 ん・・・・眠いかも


 人間睡魔には勝てませんからね。


 もう寝よう。


 ドライヤーを引き出しに戻しベットに
 入った。

 パチッ

 電気を消す。



 ぐぅ~

 
 その日はいつもよりぐっすり寝れた。




 
 だけど、その日私は今までに無い悪夢
 を見る。


 いいや、あの時の記憶を目の当りにす
 る。
 
 
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