君の笑顔をもう一度


 ポタッ


 「うっ・・・・未・・・と・・・さ」


 目の前にいた男は胸を押さえて倒れた。
 

 床に染まる男の血。

 
 その人は私の知ってる人だった。


 その血はだんだんと広がり水溜り様に大き
 くなった。



 
 「ハァ・・・・・ハァ」

 
 その人はふらつく体を抑えながらゆっくり
 と歩く。


 一歩、一歩足を踏み出す。


 !!!!



 う・・・そ



 「い、いや―――――――!!」






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