君の笑顔をもう一度

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 なんだか体が遠のいて行く。

 穴の深く深くに落ちるみたいに。

 


 

 パチッ

 私は目を開けた。



 「ここは・・・・・保健室?」

 辺りを見回す。


 そういえばあたし倒れたんだっけ・・・・

 でも、誰がここまで運んでくれたんだろう?

 「おい。大丈夫か?」

 え?
 
 今隣のベットから声がしたような・・・・。

 隣のベットとはカーテンで仕切ってあるから
 声の持ち主の顔が分かんない。

 でも、この声って・・・・・

 ジィ~っと見る。
 

 「倒れたんだって?」

 カシャッ 
  
 カーテンが開いた。

 「あ・・・・・」


 「何?期待した??」

 そこには意地悪そうな顔をした凛がいた。


 「・・・・期待するって何によ」

 目を細めて言う。

 「ねぇここに運んでくれたのって凛?」

 「いいや違うけど?俺は亜理紗ちゃんに聞いた」

 ん~凛じゃ無かったか。

 じゃあ、あれ誰だろ??

 すごい居心地よかったから凛かと思ってた。

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