君の笑顔をもう一度
第参章
突然の告白
とぼとぼと廊下を歩く。
うう~隼人君に全否定されちゃったよ。
あたしって・・・・・
お母さんのバカ~
なんでもっと可愛い子に生んでくれなか
ったのよ~!!
って今更お母さんに文句言っても意味な
いか。
「未琴ちゃ~ん!!」
ん?
パタパタと走る音が聞こえた。
「あ、亜理紗」
可愛らしく走る亜理紗。
すると自分の足につまずきこけた。
「だ、大丈夫?」
慌てて駆け寄る。
すると上げた顔が真っ赤になっていた。
「あ、亜理紗っ顔真っ赤だよ!!」
ポケットからハンカチを出しておでこに当
てる。
「えへへ・・・ありがとう」
「でも、どうして何にも無い所で転んだり
したの?」
亜理紗ってそんなに転ぶ子だったっけ?
「あ、あのね未琴に、亜理沙・・・って
呼ばれてうれしくって\\\\\\」
そう言って顔を真っ赤にした亜理紗。
こっちの方が照れるじゃんか・・・。
「もう・・・・亜理紗ったら」
手に顔を当てる。
「それより未琴ちゃん大丈夫だったの?
?」
それって倒れた事かな?
「うん・・・平気。ただの貧血だったみた
い」
本当はさっきの事あまり思い出したくな
いんだけど。