君の笑顔をもう一度
「え・・・・まさかその事でわざわざ来て
くれたの?」
コクッとうなずく。
「ありがとう。でも、もう平気だよ」
そう言ってニコッと笑う。
うれしいな、心配してくれたんだ。
ん?
あれ?
「時雨君、顔真っ赤だよ?風邪でも引いた
の?」
時雨君の額に手を置き自分の額と比べる。
そういえば最近寒いもんな、地球温暖化の
せいもあるかも。
「ち、違げーよ、それより俺に心配させた罰
。帰り教室で待ってろ」
ん?
「うん」
そう言うと教室に戻っていった。
どうしたんだろう?
あたし何か言ったっけ。
思い当たるふしは無いんだけど。
―時雨side―
な、なんだ??
未琴が大丈夫って言った時何か胸の
辺りがドキンドキンなった。
どうした俺??
まさかとは思うが・・・・・
まさかな・・・・・。