君の笑顔をもう一度
――キーんコーンカーンコーン
「じゃー先に行くね」
「うん。また明日」
長い一日が終わった。
ふぅ~
軽くため息をする。
6時間目の始め時雨君に教室で待ってる
ように言われたから待ってるんだけど時
雨君なかなか来ないな~
亜理紗も帰っちゃったよ。
ガラッ
後ろから突然ドアが開く音がした。
「おわっ!!」
「お、待ってたな。遅くなってごめん」
び、びっくりした。
なんだ時雨君か。
そう思って振り返る。
・・・・・え!?
私は時雨君を見てギョッとした。
「あの・・・貴方は誰ですか・・・・?」
・・・・声は時雨君だよね・・・・
でもそこにいたのは美少女。
クリーム色をした長い髪に高い背。
クリクリの目に長いまつげでピンク
色のした肌。可愛いフリルの服を着て、
すごい完璧の美少女だ・・・・。
余りのすごさに開いた口が戻らない。
いやいや時雨君な訳が無い。
だってこの子凄い可愛いんだもん。
もしかして誰か探して間違って入って来て
のかな?
目が潤んでるし。
泣いてる?
「あの~もし良かったら外まで案内します
か?」
こんな美少女ここにいたら狼どもに喰われ
ちいそうだし。
するとその子は自分の髪をギュッと引っ張
った。
あ―!!
髪・・・・が
!!!!