君の笑顔をもう一度


 「え!?」

 私は思わず自分の目を疑った。

 綺麗なクリーム色をした髪から黒い髪が
 出て来て、フリルの服を脱いだかと思え
 ばうちの高校の男子生徒が着る制服が見
 えた。

 ・・・・。そこに立っていた美少女が一
 変にして変わってしまった。

 
 え・・・・なんかこの顔すごく見覚えあ
 るんですけど。

 「何が外まで案内しますかだよ!!俺は
  時雨だ!!」

 「え、ええぇぇ~!!」
 

 し、時雨君ですか!!

 嘘・・・・。

 「え、もしかして時雨君ってそうゆう
  趣「わぁ~違う!!」

 
 私がそう言おうとしたら時雨君が割り込
 んで着た。

 「実は・・・その・・ついさっきなんだ
  けどよ・・・・」

 時雨君が話を始めた。


 
 ――つい30分前・・・・・

 
 「あ―終わった!!」

 授業が終わりくつろいでいるとケータイ
 にメールが来た。

 ケータイを開くと姉からメールが来てて
 “今下にいるから来い”と言うものだっ
 た。

 だから俺は急いで下におりた。

 「なんだよ・・・・」

 「なんだよじゃないでしょ!!今日は
  あんたにお願いがあって来たのよ」

 俺の姉は結構モテるらしい。

 まぁ俺にはただのババァにしか見えな 
 いんだけど。

 いままで姉の願いなんてろくな事が無か
 った。
 
 だから俺は逃げようとしたんだが・・・

 「あんたいい度胸ね・・・私から逃げた
  らどうなるか分かってるんでしょうね
  ?」

 ひぃ!!

 そういった姉の顔が余りにも怖くて腰を
 抜かした。
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