Circle of Happiness ~幸せの輪~
翌日になって、いつ言おうかとタイミングを測っていたら、いつの間にか登校時間になっていた。

何時も通り、有希も一緒に学校へ向かう。

登校中は何故か有希から毒舌を吐かれる。

…俺がお前に何をした。

腹が立つから言い返してやった。

そして気がついたら学校。

クラス表を見れば何時も通り。

祈と有希が同じクラスで、俺は一人。

祈と同じクラスになれたらいいのにとは思っても、双子だし仕方がない。

有希と違うクラスであっただけほっとしなければ…。

1度だけ、祈が一人で、俺と有希が同じクラスになったことがあった。

…あれは地獄だ。

毒舌と暴力が飛び交うクラス…2度と味わいたくねぇ。

クラス表を見た後はクラスに向かう。

クラスに着けば、祈たちと別れひとりになる。

…知ってる奴居るかな?

若干人見知りをする俺。

男のくせに情けねぇよな…。

でも、苦手なものは苦手だから仕方ねぇ。

開き直っていってやんよ。

…何キャラだ俺?
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