sweet. Love. shower.
(…ピピピピ…)

(…ピピピピピ…)

ずっと鳴り続ける携帯。 いつまで鳴るの…?

『葉月、仕事行ってくるね。』
次の瞬間、ハッと目が覚めた。
…今のは夢だったのか。 『ごめん、私いつの間にか寝ちゃってたみたいで…。いってらっしゃい。』
寛治は早速仕事開始。
私は…私はどうしようかな。
『そういえば、何も考えてなかったな…。』
そうなのだ。
これが、“勢い”だけで来たことの代償。
いざ現実になると、まだこれが現実じゃないような、そんな逃げ道が存在する。
…いや、逃げ道をつくってるだけなのかも。
『とりあえず、散歩してみようかな。』
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