REVENGE Ⅰ
「女同士だから分かることもあるの。」
そう樹里亜が言ったときだった。
「大変ですお嬢様方!!!!」
使用人の1人がものすごい勢いで部屋に入ってきた。
……いや、飛び込んできたというほうが妥当かもしれない。
「どうしたの?」
これは……ただ事じゃない。
ここまで取り乱すなんて…。
「西園寺グループと三条財閥と……ハァハァ…、妙蓮寺グループと二階堂財閥の…っ、…ハァ……株価が一気に暴落しました……っ!!!!」