REVENGE Ⅰ
「なぁ…、俺思ったんだけどさ……。」
俯いていた顔を歩夢に向ける。
「これ…、誰かが意図的にやった……とは考えらんないか…?」
「「「……っ!?」」」
「だってそうだろ?一気に4つ共なんておかしすぎると思わないか?」
「確かに……。」と潤。
誰かが意図的にやった……?
「誰かって……誰よ?」
樹里亜が消え入りそうな声で言う。
あたし達が誰かに恨みを買われることなんて、まずない。
それに、こんなことができる人なんて限られてくる…。
は……っ!!!!
まさか……っ!!!!