REVENGE Ⅰ
「……あなたと話してる時間はないの。
そこ、どいて。」
ドアの前に立っている白鷺あすかの横を通り過ぎようとしても、すぐに阻止された。
「だからダメなんですって!!死ぬかもしれないんですよ!?」
必死にあたしを止めようとする敵を見て、思わず自嘲気味に笑みがこぼれた。
「どいて。」
「嫌です!!」
「あたしはあなたに復讐し続ける…。
ここで死ぬわけにはいかないの。」
「だったら……っ!!」
「あたしがこんなところで易々と死ぬと思う?」
「……っ。」