REVENGE Ⅰ
「よかったです……ホントに。アリスさんが生きてて……。」
あたしがそう言うと、アリスさんは驚いていた。
そして、眉間にシワを寄せた。
「……あなたって変わってる。あたしが生きてたって、あなたが傷付くだけなのに。」
「これ……前も同じようなこと話しましたよね。」
「クスッ……それもそうね。」
2人で笑い合う。
こんなふうにアリスさんと笑い合えるなんて、思ってもみなかった。
だからたぶんあたし今、1番いい顔で笑ってると思う。