REVENGE Ⅰ
「……でかっ…!!」
エレベーターから降りると、目の前には金色の扉に豪華な装飾…。
しかもその大きさは普通の扉と比べ物にならないほど大きかった。
「……白鷺さん?」
ふと声のするほうを見ると、若い女性が立っていた。
「そうですけど…。」
「私は優美学園の理事長。……まぁ、詳しいことは理事長室で話しましょう。」
理事長はあたしの目の前にある豪華な扉ではなく、別の扉に手をかけた。
「あの……、理事長室ってここじゃないんですか…?」
あたしは例の扉を指差す。
「あぁ……そこは……。……とにかく理事長室はこっちよ。」
「……?」
理事長室が一番豪華なはずでしょ…?
じゃあここは一体……。
疑問を抱きながらも、理事長室に入った。