REVENGE Ⅰ
ついに対面!!
教室はとても広く、どこかの宮殿の一室かのように豪華だった。
机もイスも、あたしが今までに見てきたものとはだいぶ違って、アンティーク調のものだった。
「……先生、その方どなた?」
ん……?
今の声……!!
「……西園寺アリスさん…。」
まぎれもなく、西園寺アリスの声だった…。
「あたしのことは知ってるみたいね…。どこのご令嬢?」
どこも何も…、そもそもあたし全然令嬢なんかじゃないし……。
どうしよう……。
「西園寺さん、この人が以前お話しした転校生ですよ。」
結城先生が助け舟を出してくれた…。