REVENGE Ⅰ
「……やっぱり同じ教室だったね♪」
「あ…っ!!」
隣に座っている人が声をかけてきた。
その人は、朝会った人……もとい光輝姫華だった。
「光輝さん……。」
「あ、あたしのこと知ってる♪?」
「えぇ、それはもう…。」
「ふふっ♪姫華でいいよ。嬉しいなー♪このクラスにもう1人来て♪」
「え…?」
「ほら、アリスさんたちで固まっちゃってるから、あたしあんまり話し相手いなかったんだ♪」
「そうなんですか…。」
「もうっ!!同い年なんだから敬語禁止!!いい♪?」
「はい……うん!!」
「ありがとう♪あ、結城先生に呼ばれてるよね?たぶんドレスの採寸だよ♪ゴールドクラスは制服じゃなくてドレスだからね♪」
「教えてくれてありがとう♪じゃああたし行ってくる♪」
「行ってらっしゃい♪」
姫華に見送られ、あたしと結城先生は教室をあとにした。