REVENGE Ⅰ
ROSE
「……それで、やっと顔が分かるのね♪?」
「うん♪」
放課後、教室を出て、4人である場所に向かっていた。
あたしは樹里亜と、歩夢は潤と話している。
チーン
エレベーターに乗って向かった先は、教室の1つ上の階である7階。
普通科の生徒は5階まで、ゴールドクラスの生徒でも6階までしか行ったことがない。
そう、7階はめったに誰も近寄らない。
いえ、近寄れない……。
せいぜい理事長室に行くだけ。
それでもあたしたちは今、"禁断の部屋"と言われている場所に向かっている。
どこかって……?
それは……、
…3年ゴールドクラス。