REVENGE Ⅰ
「……っ!!」
姫華のことしか頭になくて、あたしは掲示板の存在をすっかり忘れていた。
「あの掲示板…、アリスさんが…?」
「当たり前でしょ。他の皆さんにもお知らせしたほうがいいと思ってね♪?」
「どうして掲示板まで……!?」
「そんなの決まってるでしょ。あなたの味方を誰一人として作らせないため。」
え……?
あたしの味方を……誰一人……?
「それじゃあ…、姫華が留学したのって…。」
「たぶんあなたの察してる通り。あたしが傘下の企業に頼んで、姫華さんを留学させたの。元々姫華さんが留学を望んでいたことを知っていたのでね…♪?」