あたしたち


「あのな、楓
帰ってきたのはいいんだ。すごい嬉しいんだ
だけど俺住む場所ねぇんだよ」

けいちゃんはそういった後舌をペロッとだした


「はぁ?んじゃあお父さん帰ってきたら聞くから
それまであたしの部屋居ていいよ」

あたしは立ち上がって
けいちゃんをあたしの部屋に案内した


「楓。俺好きだよ」
けいちゃんはそういって立ち止った
「どうしたの?」

「楓、俺、楓のこと好きだよ」

けいちゃんはそういうとあたしに抱きついてきた

「ひゃ!!」
「楓は?楓は俺のこと、嫌い?」


「・・・」
「そっか、嫌いなんだ
じゃあ俺帰った方がいいかな」

「・・・がう!!違うよ。あたし
けいちゃんのこと好きだよ」

「そっか」

あたしが答えたらけいちゃんは
もっと強く抱きしめた
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