あたしたち


けいちゃんは落ち着かないらしく
お父さんが帰ってくるまで
ずっとうろうろしてた
「そろそろ夕飯食べようか」
あたしがいうとけいちゃんは
立ち止って
「お!!楓の手料理かあ、食べたいな」
けいちゃんから言われると
あたしはニコってして
台所へ移動した

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「ただいまー」
あたしが盛りつけはじめると同時に
お父さんが帰ってきた

けいちゃんは急ぎ足で玄関に行ってこういった
「おかえり~みきちゃん」
みきちゃんっていうのは
あたしのお父さんの名前

「おお!!けいちゃんじゃないかあ!!
どうしたんだ、あがれあがれ」
「あがってます・・・。」
「そうか!!ハハハハハハハ!!どうしたんだい?」
「この家で暮らしてもいいですか?」

「・・・いいぞいいぞ!!大歓迎だ!!」
「部屋は楓に教えてもらってるんで、今日からお世話になります」
「おう!!楓の手料理は最高にうまいぞ!!」

玄関で立ち話をしている
「できたよ!食べよう」
あたしがいうとお父さんとけいちゃんは
リビングに集まった
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