アイツと過ごしたあの時間
なによこいつっ!!!

「そうだ。小夏ちゃんに。オレのこと教えちゃうね☆」

「え。」

「ふふ、特別。」
え。いや、いいんですけど。。。

「オレさ、病気なんだ。」
え?病気、、、?

「おどろいた?」

「う、そでしょう?」
そうよ。きっとうそ・・・

「ホント。重い心臓の病気。」

それから、後の会話ははっきりと覚えてない。
いや、『覚えてない』じゃなくて、『覚えたくない』。
だって、、、だって、、、

入学して一ヶ月経った頃同じクラスの嫌いな奴の秘密を知ってしまった。
それは、決して軽い物ではなく、重い物であった。

もうこの時から決まっていたのかもしれない。
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