アイツと過ごしたあの時間
夏休みの終わりに近づいた頃、

見てしまった。

零夜が同じクラスの女子と仲良く話して歩いてるところを。
しかもその日は私との用事を断った日だった。
私は言ってしまった。
ムカついて、イラついて
言ってしまった。

夏休み残り3日

「零夜、話があるの。」

「ん?何?」

「おととい、私との用事断って何してたの?」

「ん、友だちと遊んでた。」

そんなの嘘。私は見たんだから。

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