アイツと過ごしたあの時間

 「つかさ、『くん』くらい付けよーよ」

 「ーるさいっ!!」

 ガラッ「はい。席付けー出席番号順だぞー」

 「出席番号か・・・よろしくね。小夏ちゃん♪」
 は?何言って・・・
 あれ?出席番号順・・・。まさか、まさか。

 うそでしょ。なんでアイツとなんか・・・。

 「柊ー席着けー」

 「は、はい。」
 そんな、アイツの隣だなんて・・・。
 同じクラスってだけでも嫌なのに・・・。

 「なぁ小夏ちゃん、中学どこ?」
 何でそんなこと教えなきゃならないのよ。

 「ねーねー。」

 「お、教えないとダメなの?」

 「そ。早く、オレ待つことって嫌いなの。」
 そんな待つのが嫌なら、こんなこと聞かないといいのに。
 
 それから、席が隣だから、とゆう理由で、
 おちょくってくるし、教科書見せろとか言われるし、
 日直だって一緒だし・・・。
 しかも、アイツが私にちょっかいだすから・・・。
 こんな、こんな、少女マンガ的展開になったのよ。
 
 もう!
 日向 零夜なんて
 嫌い!!

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