_DAILY COLORS_
そうだ、私達のキャプテンはこうゆう人。
少ししか過ごしてないけどわかる。
人を恨んだりすることを知らない、真っ直ぐな素直な人。
よく笑い、よく人を信じる不思議な…
三人は小さく笑い、それぞれの場所へつく。
談笑しながら掃除を進めていた。
ガラガラッ
藤松「…、どうしたの?この部屋…」
後からやって来た実玖、里優は目を見開く。
土田「んー?なんかよくわからないけど、こうなってたの!
でも、掃除する良い機会かなって思って掃除してるんだ」
藤松「……クスッ、そう」
実玖もなにかを感じ取ったようで、微かに笑を浮かべた。
里優は、実玖の後ろにかくれて震えた。
里優「…ぁ…ッ…ごめんなさ…ッ!!
私…私のせいで…、部室が…」
沙希ちゃんだ、沙希ちゃんがやったんだこの部室。
今更ながらに、自分のしたことの大きさに気付く。
そして、
沙希
という人間の恐ろしさも同時に。
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