_DAILY COLORS_
悪魔の光
土田「木ノ本沙希…??」
誰かから聞いたことある名前だなあ。そんなことを考えながら、沙希を見つめる。
沙希「私のこと知ってるの??」
土田「知ってるような…知らないような」
沙希「まあ、どっちでも良いや」
沙希はニヤリと笑うと指をならした。
沙希「ヤスくーん。出番ー」
誰?と首をかしげる彩花。
うちは男子は募集してないんだけどなー。とうっすら考えると、いつのまにかヤスと呼ばれたその人は沙希の後ろにいた。
沙希「ちゃんと誠司くんいるんでしょうねー??」
ヤス「いるからっ、後ろ見てみ??」
まだいるのか?
うーん。話は手短に終わらして練習したいなー、と考えていても彼らは話始めない。
帰って良いかな。
思考を巡らし始めた、そのとき。
沙希「土田さんはさあ、なんでここに呼ばれたかわかってる??」
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