Little love
「あ、もちろん叶斗も親友だよ」
あいつもいい奴だし
…わんこには飼い主が必要だからな
「あっ!」
いきなり優里が大声を出した
「どうしたの?」
「…ジュース、買うの忘れちゃった」
「…え」
何しに来たってなるよ、優里
「ごめんなさい!先行ってて」
「あ、待って」
俺は持っていたお茶を出した
「今から買ってたらご飯食べれないでしょ?
これあげる」
「え、でも龍斗君の分…」
「俺は大丈夫
叶斗にもらうから」
あいつ部活あるしいっぱいもってるだろ
それに…
焼きそばパン買って来てやったし
「…ありがとう」
そう言って優里はお茶を受け取った
「…どういたしまして」