Little love
「そっか…」
女子と話すのは苦手だ
しかも可愛い子だと余計に緊張してしまう
彼女は茶色の長いふわっとした髪に
絶対モテるなって感じの
可愛い女の子だった
その可愛らしさを
ちっちゃい身長が引き立てている
「私は優里って言うの」
「知ってる…
友達が呼んでるの聞いた」
僕と話しても楽しくないのに…
「あっ、携帯取りにきたんだった」
そして僕は携帯を取った
「じゃあ、ばいばい」
「うん…龍斗君」
何故だろう…
さっきから
彼女の声が頭から離れない
気付くと僕は
また教室に向かっていた