゙幼なじみ゙という名の壁~素直になれなくて~
~スキの気持ち~
―――――――――朝。
「おっす、星磨!!!」
いつものように寝ぼけながら教室まで辿り着き、
速攻、机に凭れかかってウトウトしていると、
朝からいろんな意味で眩しい光樹がやってきた。
「おう…………。」
今にも消えそうな声で
返事すると、
「ぅわ!!!相変わらず朝からテンション低いな―――!つーかお前、挨拶くらいちゃんとしろよバカ!!…もしかして何かあったのか?」
軽く叱られ、
心配された(笑)
光樹が元気過ぎんだよ…。
朝はかなり苦手。
昨日も宿題多くて
寝るの遅くなったしな……。
「はいはい、悪かったよ。
ただ寝みぃだけ。
…つーかお前こそ何かいいことでもあっただろ。」
中学の頃からの付き合いだからコイツの考えることも
なんとなく分かったりする。
「えッ!?やっぱ分かっちゃう――???さすが俺の大親友だな♪」
このノリ、お前はJKかッ!!!
シレっとした視線を送っていると……、
「俺をそんな哀れな目で見るなよ…笑。今日は楽しみな'アレ'の日じゃん♪」
アレって何だよ!!!!!
そこ肝心だろうが!!!!