゙幼なじみ゙という名の壁~素直になれなくて~
「…ぅわーすごい大きいね!」
「あぁ……にしても混んでんな」
電車で約20分。
…意外とあっという間に到着した駅から歩いて3分…
オレンジ色を基調とした暖かい雰囲気の大型ショッピングモール。
あまりの規模のデカさと人の多さに、俺も月穂も圧倒された。
「星磨ー♪早く入ろっ?」
月穂が俺の服の袖を
軽く引っ張った。
目がキラキラしてて子供みたい。
そんなことを考えながら
月穂に付いて行くと
「あッ!!!」
月穂がいきなり大声を出し
立ち止まった。
「…ん?どうしたいきなり。」
何か忘れ物でもしたか?
コイツかなりドジだし
普通にあり得るわ…
「…ねぇ…アレ見て?」
と言いながら
南方向を指差す月穂。
その先には……………