ちいさなコイ。

次の日からアルバイト探しをした。

どの求人情報を見ても、いいバイト先がない…


「やっぱり時給高い方がいいよね…」


あっちは、貯まってからでいいと言ってたけど、

一応、早く返さないと…

「はぁ〜」


ため息をついていると…

「どうしたの?」

有華が訪ねてきた。


「もしかして、バイト探し?」


「えっ?」


「求人の冊子見てるじゃん…。
何?親借金したとか?」


「そんなんじゃないよ…
ただバイトするだけ。」


「本当かな?」


まだ何か疑ってる。
でも有華には申し訳ないけど内緒にしておこう…



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