tears'blue


「あ。
言い忘れてたけど、ここ、獣とか出るから気を付けろよ〜!」


言い忘れるなー!!!



ガサッ・・ガササッ・・



嫌だ…怖い…


ここで獣に食べられて死ぬの…?


たたた…助けてー!!!



「…アウォイ。」


「…へ?」



そっと瞳を開けると、そこには黄緑色の瞳をした…


「ライムくん!?」


「O
アウォイ、ここ、何スル。」


お…O…?


おう!ってことか…?


「よ…四葉のクローバー探してるの…。」


「四葉、取る、至難。」


…日本語が苦手な割に、難しい言葉は知ってるんだな…。


それよりも…


「何で難しいの?」


「リーフィが守ってるからだよ!
…な?ライム。」


後ろから声が聞こえて振り返ると、碧がクローバーをかき分けてきた。


「リーフィ…?」


「植物の妖…あははん
よう…ちえんじ…かなっ!」


「幼稚園児?植物の…?」


「ま、まぁ行ってみれば分かるんじゃないかなっ!」


物凄く白々しい。


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