tears'blue
「えっ…!?ちょっ…!」
慌てふためいていると、いつも平然としている碧も、隣で蒼い顔をして震えていた。
つまり、碧にとっても、これは「普通」ではない。
葵衣は益々 焦った。
エレベーターの【下】のボタンを押すも、とっくに下りてしまっていて戻ってこない。
「ぁあぁあぁ…どうしよう…。」
あぁ、星が…!
墜落する…!!!
ボテッ
…ん?ボテッ…?
星が墜落したんだから、こう…もっと…あれでしょう…。
固く目を閉じていた葵衣は、恐る恐る目を開けた。