tears'blue
「え゙…。」
これはギャグか何かなのか?
少し前に流行った、頭上に生々しいタラコを乗せてタラコの歌を歌う少女達のような…
それの星バージョン?
しかも大量…?
「ドド ソソ ララ ソ〜♪」
歌ってる!…しかも音階!
「あ…あの…?」
星の着ぐるみ(頭だけ)を着た少年少女達に手を引かれ、葵衣と碧は奥の方へと導かれた。
部屋の中央部分からは遥か下の1階が見える…
「何で!?何で1階が見えるの!?
おかしくない?1階から最上階まで、間に何階あると思って…」
「まぁまぁまぁ!」
碧が割って入る。
「琥珀はうるさいの嫌いなんだ。
頼むからおとなしくしてろ!」
「だって…!」
言い掛けた瞬間、空気がガラリと変わった。
「琥珀だ…。」
カタカタと震えながら、碧は呟いた。