tears'blue


「陽は、つまり太陽。
美春に対する怒りから、今のアイツは通常の温度じゃない。
つまり…此処に居れば溶ける…かも…。」


「え゙ぇっ!!?
…あと2分!?早く来て早く!」


葵衣も一緒になって【下】のボタンをカチカチカチカチ押す。


それでも下の階で需要があるのか、なかなか最上階まで来ない。


「あと1分!」


琥珀が叫ぶ。


星の子達は、何やら背中にテグスのような細い糸をつけている。


「あと30秒!」


早く…早く!


あと2階!


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