tears'blue


すっと手を引くと、そこには…


「うわぁ…」


思わず感嘆の声が洩れた。


1番上のピンクからグラデーションになっていき、1番下は紫になっている。


ピンクと紫には関係無いような緑も、ちゃんと溶け込んでいて違和感が無い。


「飾らなくてもいんだよ。
今は涙の色でもさ、俺が絶対おいしい色にしてやるから!」


そう言ってニカッと笑う碧に、葵衣の心は揺れた。


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