キミが好きだから
「たっだいまぁー」

母「おかえりっ!!今日のご飯あんたの好きなやつよ♪」

「からあげーっ!?」

母「ピンポーン♪」

「やったあー\(^o^)/」

母「てか凜、なんで濡れてんの?傘もってったわよね?」

「あ、貸した」

母「貸したぁー!?」

「うん」

母「だれに?」

「知らないひと」

母「知らない人に貸したの!?あんた何考えてんの!!」

「だって~」

母「…まぁいいからご飯食べなさい。さめちゃうよ」

「うんっ…」









だって…



あの人が、雨の中で









泣いてるように見えたから…。










母「傘ちゃんと返してもらうんだよ?」


「はーいっ」







あ…!あの人の名前…

聞いてなかった!!


傘どうしよう…



「…ま、いっか」


母「え?」

「なんでもなーいっ」


あの傘はもう返ってこないってことでいっか(あはは)

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