キミが好きだから
翌日…






「いってきまぁーす」


















「えっと…1のDは…ここだっ!」




ガラッ












「もう結構人来てるなぁー…」




『りーんっ!』


「あっ…ありさ!?同クラだったんだ!!うれしーっ♪」


『あたしもっっ♪楽しくなりそうだね!』


「うんっ!」


『そういえば凜の席はどこっ?』


「いちばんうしろの左から2番目!」


『あ、ちょっと近いかも!』


「ほんと!?」


『うん♪あたし後ろから3番目の一番ひだり!』


「ほんとだ!ちょっと近いかも…!」



『ねっ!聞いてよー!あたしの隣、祐介くんなのっ!』


「ん?誰それ~?」


『知らないのっ!?ほら、あそこにいる人!かっこいいよねぇー♪』


「かっこいいとは思うけど…あたしはあんまりナンパ系の人は好きじゃないなっ」



『まぁそれはわかる。でもかっこいい♪』



(うーん…)



『あっ!このクラスにもう1人イケメン君いるんだってさ!』


「へぇ~なんかうちのクラス凄いね」


『だよねっ!あたし達ちょーついてるっ♪でももう1人は祐介君とは正反対らしいよっ…女嫌いで無口であんま喋らないみたい』



「…ほんとに正反対だね」


『うん。…たしか~名前は~とうじょうはやと…だったかな』



「へぇー!!はやと君かぁ。」




『まだ学校来てないのかな?』


「だろうね!あたし荷物片付けてくるねっ!」


『はぁーい』




「よいしょっ…と!!ふぅーっ。おわりーっ!」



ガタッ


(ん?)



(隣の人来たみたいだ…)



(どうしよう…挨拶しようかな…)



(でも怖くて顔見れないよ…)




【はやとくんっ!おはよぉ♪】



「はよ…」




(えっ!?はやと君って…さっき聞いたはやと君?)


(あたしの隣だったんだ!!)



【同クラとしてこれからよろしくねっ】


「…」



(女の子行ったみたいだし…)



(よし!挨拶するぞ!)



(いち、にの…)



(さんっ!!)



「おっ…おはよう!!私、笹倉凜っ!!これから隣同士よろし…!あ…こないだの!!」


『あ…傘の…』


「あなたがウワサのはやと君だったのかぁー!」


『ん?ウワサ?』


「あっ…なんでもないっ!!あはは…」


「私、笹倉凜!改めてよろしくね」


『…ん』

『俺、東條早兎。』


「よろしくね!早兎くん」


『…ん。よろしく。』





(ほんとにあんま喋んないんだなぁ…)







< 15 / 15 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop